『 SUNSET 』
沈む夕日に
照らされた波を
ただ、眺めていた
あの頃はもう
いつかの遠い過去で
きっと戻ってこないから
忘れるようにしている
酷いことを言ってしまった
気が付けば、こうやって多くの人を傷つけてきたんだと思う
自分に嫌なことが起こると、
あぁ、自分がしてきた罪が
また自分に返ってきてるんだなって思う
それだけ自分も人に酷いことをしてきたんだなと、そう思う
本当はそんなこと思ってないのに
そんな態度とるはずじゃないのに
本当は素直でいたいのに
また、自分の弱さや辛さや悲しみを
思ってもないこと
人にぶつけてしまう
大切なのに
自分から壊してしまう
世界を憎んだ、人を嫌った
自分が生まれてきたことも全て恨んだ
そんなこと思う自分も嫌で嫌でしょうがなかった
それでも…
いくら人を憎んでも、世界を嫌っても
自分が心を開かなければ
暗い闇に閉ざされたままなんだ
何度もだめになりそうなとき
ふと終わりを思い描く
死を思えば、今日を生きていける
明日世界が終わるならと、
誰よりも笑顔を浮かべる
そして、遥か遠くのどこかに生きる誰かを思い
歩いてゆく
また前を向いて歩いていけるか
自分らしく生きていけるか
自問自答の日々だ
夕日は水面に消え
あたりは青く
黄昏が終わる
ただ、風が穏やかに流れていた
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